今回は、東京都小平市にある武蔵野美術大学美術館で開催中の「みんなの椅子 ムサビのデザインⅦ」に行ってきました!
大学のキャンパス内にある美術館、大学の付属施設とは思えないしっかりとした造り。

入ってみるとそこには椅子がところせましと、、!!

この展示は世界的に有名な椅子の数々に見て、触って、座ってができちゃうかなりテンションの上がる特別展示です!
一度はどこかで見たことのある椅子の起源ともいうべき名品、ここからほとんどの量産の椅子がつくられたと言っても過言ではありません。
まずはこちら!

その名も「ザ・チェア(JH503)」。キングオブチェアともいえる名前に遜色ないこの椅子。
世界で最も知られたダイニングチェアです。
なぜこの椅子が最高の作品とまで言われているかというと1960年のアメリカ大統領選にてジョン・F・ケネディとリチャード・ニクソンのテレビ討論会で使用されたからと言われています。
ですが、発表当初はこれほどまでに脚光を浴びてはいなかったそうです。
もちろんアームから背もたれにかけての美しい流線形、職人の1脚1脚丹精をこめて作り上げられたジョイント部などのディテール、高級無垢材を使用した木の質感と温かみと今見れば非常に作品である事は間違い。
しかし、当時はこのあまりにシンプルすぎるデザインがアンデルセン童話の「みにくいアヒルの子」のようだと揶揄され、展示会では用意しておいた4脚すら売れなかったそう。
続いて、こちら。

かの有名な「バルセロナチェア」。
「ル・コルビュジエ」「フランク・ロイド・ライト」と共に近代建築の三大巨匠の一人と呼ばれるドイツ出身の建築家「ミース・ファン・デル・ローエ」の作品。
スペイン国王夫妻を迎えるための『最高級の王の椅子』として「バルセロナチェア」を作るにあたって「ミース・ファン・デル・ローエ」は美しく輝くステンレスで脚をデザインしました。
洗練されたフォルムの脚のラインは「ハサミ」をテーマにしていると言われていて、その研ぎ澄まされた繊細さ、見事な曲線は余分なものを取り払ってシンプルに『王の椅子』を支えています。「ハサミ」は古代の力の象徴とも言われたもので、王の椅子にふさわしい「ハサミ」の美しいラインを椅子にしたのでしょう。
さらにこちら。

イームズの代表作であるこのラウンジチェア。
このラウンジチェアはイームズ夫妻にデザインされ1956年から作り続けられているプロダクト。
このラウンジチェアを製造している本国アメリカで、「思わず寝てしまって仕事にならない!」と訴訟問題があったのです!さすがアメリカですね(笑)
ほかにもたくさんの名品と言われる椅子があり、家具やインテリアが好きな人は絶対にテンションが上がること間違いなし!
凡人ではこのオリジナルに座る機会は一生で訪れないくらい、高価で貴重です。(〇〇〇万円レベル、、)
最後にご紹介するのは、

建築家にして木匠。デザイナーと呼ばれることを嫌った日系のジョージ・ナカシマの作品。
またナカシマは、木の声を聞くように、木の板一枚一枚を見て、どう生かすといい家具になるのかを常々考えていた人と言われています。
素材としての木に第二の人生を与えるという哲学や感性から生まれた作品には研ぎ澄まされた美しさとほどよく緊張感を感じます。
さあ、いかがだったでしょうか。
こんな素敵な椅子がたくさんある、「みんなの椅子」ぜひ行ってみてはいかがでしょうか。
武蔵野美術大学美術館「みんなの椅子」


コメント